昨今ブームの「パパ活」にあるこわーい落とし穴

「貢がれたい願望」。こんな言葉を聞いたことはありますか。

一昔前なら、ミツグくん、今の時代ならパトロンのパパ。といったところ。いつの世にも女性の中には一定数男性から貢がれ、そして楽をしてお金を得たいという人が存在し、この頃はそうした女性の活動を「パパ活」という言葉で表現することもあります。

 ところで、私について軽く自己紹介。年齢は40過ぎの立派な「おばさん」ですが、20代の頃から昼間の仕事のかたわら、風俗業界にも席をおき、これまで働いたジャンルは箱ヘル(店舗型ヘルス)、デリヘル(デリバリーヘルス)、SMクラブにソープランド。

 現在は某所の激安熟女ソープランドにて泡の国のお姫様もとい「泡の国のおばば様」として居座っています。一応これでも出勤すれば2回に1回は完売という、ぼちぼち売れてる方のばばあ。業界用語でいう「お茶」と呼ばれる、お客ゼロの日は幸いにも年に2回あるかないかで過ごせています。業界歴は、もう20年近くになるでしょうか。こちらの媒体ではこれまでの経験を生かし、対殿方戦に関するノウハウなど語れればと思います。

こわーい落とし穴

 先にも触れた「パパ活」。一昔前では愛人稼業は水商売か風俗嬢の専門のように言われていましたが、このところ不況もあり一般の女性までも「パパ活」にいそしむケースが増えているそうです。昔にもいないわけではありませんでしが、一般人の参入(?)がここまで目立つのは、ほんのこの10年ほど。そして同時に、トラブルの話もよく耳にするようになりました。

 私たち風俗嬢は対男性における「プロ」。もし万が一、客とのトラブルがあった場合には、店にフォローしてもらう以前に、自分自身で回避・対処するスキルをみにつけるのも仕事の一つ。店にフォローしてもらうのは基本一番最後の手段。 新人の頃は散々酷い目にもあいましたが、それも経験を重ねるごとにスキル(?)が磨かれ、皆上手にあしらえるようになります。

 ところがそんな客あしらいのスキルをもっていても時に重大なトラブルを引き起こすことがあるのです。理由は店という囲いから離れてしまったとき。業界用語でいう「裏引き/直引き」または「店外デート」。客と風俗嬢が店を通さず直接会って関係をもつことであり、業界的にはタブーの行為。

 しかし女の子にとっては、店を通さない分手に入るお金が増え、さらに短時間で収入を得ることができます。客にしてみても、好みの女の子と直接連絡できるようになりお互いにとって万々歳……に見えてしまうのですが、そこには実はこわーい落とし穴もあります。

疑似恋愛のつもりが…

疑似恋愛のつもりが…

 客は、店を介することで嬢との間に大きな壁が存在します。店に通う内は、女の子に優しく、また言うことを素直に聞く客がほとんど。ところが、店の壁を取り払い直接連絡できるようになると、風俗嬢にとっては「店と同じ仕事上の疑似恋愛」のつもりでも、客側にとっては(店の)監視のない外で会ううちに、段々とたがが外れ、本気の恋愛感情を抱く人もめずらしくありません。しまいには「お金を出ししぶる」「交際を迫る」「逆ギレする」「別れを持ち出すとストーカー化する」「店に店外の件を密告すると脅す」などのこわーい仕打ちが待っているのです。

 私は店外はめんどくさく、また活動できるのが昼間の仕事が休みの時に限定してるので、効率の面でお店しか通してはいません。それに電話番号なんて教えたら、プライベートな時にも勝手にかかってくるだろうし、面倒くさいことこの上ない!時間外には一ミリたりとも風俗労働はしたくない派です。(店によっては客と連絡を取り合い「姫予約」(お店のフロントの代わりに女の子が直接予約を取ること)をとれと指導しているところもあります。)

 でも仲の良い女の子から漏れ聞く話では、大体トラブルを起こすのはこんな女の子達ばかり。店を介さない客との店外デートは、風俗業界の「タブー」とされていますが、実は氷山の一角ではなくしょっちゅうこの手の問題は起きています。珍しいか珍しくないかといえば、全く珍しくない話。皆楽して大金を稼ぎたいのです。でも結局はトラブルに巻き込まれ面倒くさいことになるのがほとんど。

 そしてトラブルになってそんな女の子が頼るのが何故か大体にしてお店。もしくはたちの悪い事情を知る別の男性だったり……。頼られる店もたまったものではありません。余程売れている子ならば目をつむることもあるようですが、大体の店ではクビが宣告されます。余計な事には皆関わりたくないんです。

 こういうトラブルは風俗嬢のみならず、特に素人で「パパ活」をして「愛人稼業」を行う女性にもよく起きています。話をきけばケースはどれもおなじようなもの。パパ(客)の感情をコントロールしきれず、より深い「恋愛関係」を求められたり、「お金の関係を無くし、真の愛を育みたい」なんて当初の目論見とは外れた希望を言われたり。さらには別れる時に、交際中渡したお金を返して欲しいと請求されるケースもあるようです。また、こういう素人に限って、自分の個人情報のガードがゆるく、知らぬ間に「パパに全部知られてた!」ということもわりとあるあるな話。ある女子大生のケースだと、別れ時にもめて、実家の親にまるっと「愛人」していたことを密告されたという話もあります。その子は実家の親がつれもどしにきて、大学中退して田舎に帰っていきましたとさ。

 そして何故私が、こういう素人「パパ活者」のその後を知っているかというと、こんな風に楽して大金を手にしていた人というのは大概にして、売れる花の20代前半を過ぎると……こちら側に流れてくるケースがあるからです。店の待機所なんかの雑談で昔話に聞くことがあるのです。 風俗は楽して稼げませんが、一般の仕事よりは収入は良い方ですからね。一度身についた贅沢が忘れられずに流れてきます。それに男性との出会いも多い分、新たな「パパ活」の場として使う人もいるようです。ある意味たくましいですが、そういう人に限ってしょっちゅうトラブルを巻き起こし最後は業界用語でいう「飛んで」(無連絡で辞めてしまうこと)しまいます。

 ま、愛人にせよ、風俗嬢にせよ「楽して儲ける方法はなし」ということです。

(大原カンナ)

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