複数の人とオープンで交際するポリアモリーって何?

一夫一妻制の日本では、結婚前の交際に関しても1対1で付き合うことが“普通”で“誠実”であるとされています。

しかし、世の中には複数のパートナーと誠実に愛の関係を築く「ポリアモリー」という生き方を選ぶ人々がいます。彼らはポリアモリストと呼ばれています。

abemaTVで放送中の『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』でもポリアモリーをテーマに放送された回があり、実際にポリアモリストの女性数人が顔出しで出演してその生活スタイルを語ったことで話題になりました。

複数の人と包み隠さず誠実に交際すること

ポリアモリーは複数を意味するギリシア語の“ポリ”とラテン語で愛を意味する“アモル”を組みあせてアメリカで生み出された造語です。

90年代のアメリカでポリアモリー・ムーブメントが起こり、そこからそのライフスタイルが世間的に少しずつ認知されるようになりました。

ポリアモリーの定義はひとつではありませんが、先の番組にも出演した社会人類学者(現在、一橋大学大学院にて博士後期過程在籍)である深海菊絵さんの著書『ポリアモリー 複数の愛を生きる』(平凡社)によると、以下のように説明されています。

・複数の人とオープンで交際し、それぞれと誠実な愛を築いている
・複数の交際形態がある
・そこに性愛(セックスなどの性行為)があるとは限らない
・グループ内で性愛の繋がりがある場合とない場合が混在することもある
・元々モノガミー(1対1の交際関係や婚姻)である場合もある
・逆に何らかを機にポリアモリーの関係が崩れることもある
・相手を所有、束縛する関係ではない
・関係において、必要以上の嫉妬をしない

物語に見るポリアモリー

元々、深海さんがポリアモリーの研究をしようと思ったのは、高校時代に出会った江國香織さんの小説『きらきらひかる』を読んだことがきっかけだそうです。

これは主人公の笑子と夫の睦月、そして睦月の恋人である紺の物語ですが、笑子は紺の存在を納得して睦月と結婚しており、彼を友人以上のかけがえのない存在として受け入れています。

『きらきらひかる』は私も好きな小説のひとつですが、この他に「もしかしてポリアモリーを描いたのではないか?」 と思った物語がありました。

有間しのぶさんの漫画『モンキー・パトロール』という恋愛コメディ漫画では、主要人物である清白すずながかけがえのない恋人・鉄威とらおと同棲しながらも複数の男性と関係を持ち続けることを趣味としており、それを彼に隠すことはしません。浮気相手はレギュラーが数人、突発的な相手が入れ替わり。しかし、とらおは嫉妬し毎回傷つきながらも、すずなの浮気癖を半ば受け入れています。その理由はすずなを愛しているからで、すずなに浮気を禁止したところでやめるわけもなく関係性が向上するわけでもないことを理解しているからです。

しかし、深海さんの著書を読んだ後ですずながポリアモリストではないことに気づいたのでした。

それでは、複数の男性と固定のパートナーであるとらおに隠さずに関係を持つすずなと、ポリアモリストとは何が違うのでしょうか?

ポリガミー、ノン・モノガミー、ポリアモリー

1対1の交際や婚姻をモノガミーといい、その価値観を持つ人をモノガミストといいますが、一方で複数の人を同じように愛する人をポリガミーと言います。そして、責任あるポリガミーのことをポリアモリーと言います。また、モノガミーの生き方を支持しないものの、ポリガミーやポリアモリーではない人をノン・モノガミーと言います。モノガミーの嫉妬は情愛と密接に関わりがあるものであり、ポリガミーやポリアモリーにおける嫉妬は違う意味を持ちます。

もしすずながポリアモリストだった場合、モノガミストであるとらおの目に見える嫉妬や苦労を解消するために自ら働きかけることになります。しかし、彼女は次々と男性と関係を持ち、それに罪悪感を抱くことがなく、その状態によるとらおのストレスを軽減しようとはしません。つまり、すずなが実践しているのはポリガミーの一種であると言えるでしょう。しかし、ポリガミスト全てが彼女のようであるとは言えません。

相手に誠実であるということ

全てのライフスタイルに言えることですが、どのライフスタイルが正しくてどれが悪いなどということはありません。

ただし、今の世の中ではポリガミーやポリアモリーはモノガミーに否定されがちではあります。その理由はモノガミストが「自分が好きになった人がポリアモリストであったら嫌だ」というシンプルな考え方にもとづいているのではないでしょうか。

しかしながら、ポリアモリーであることが自然である人にモノガミーの考え方で拘束するのは不幸なことです。

人によっては「愛する人がポリアモリストだから」という理由でモノガミーの考え方を変えてポリアモリストに転向する人もいます。

ポリアモリー独特の考え方で「コンパージョン」というものがあります。これはポリアモリーの中で嫉妬の正反対である考え方で「愛する人が自分以外のパートナーを愛していることを感じたときに生じる幸福感」のことです。

ポリアモリストでも、このコンパージョンを感じる人と感じない人がいますが、これを感じられる可能性がある人やこの感情について理解できる人というのはポリアモリストの素質があるのではないでしょうか。

愛とは、どういうものでしょうか。
たった1人の人を愛し愛されることでしょうか。
自分以外の人とは愛を築かないことを生涯に渡って誓い合うことでしょうか。
日本に限らず、多くの国ではこのモノガミーの考え方が一般的で、それを善としています。

しかし、複数の人に同じように愛情を注ぐことのできる人はいて、彼らは彼らのルールでそれぞれに誠実な愛を誓っています。

子供を持ち、複数の大人たちで育てているポリアモリストもいますし、セックスレスからポリアモリーのライフスタイルを選んだ夫婦もいます。

多様な形があるのが愛です。
今はモノガミストでも、ゆくゆくはポリアモリストになる人もいるでしょうし、今はポリアモリストでもモノガミストになるという人もいるでしょう。

それぞれの価値観を否定せず、そういう形の愛もあると知ることが、同じ時代を生き抜く者として、また誰かを愛する人間としてとても大切なことなのではと思うのです。

<参考>
『ポリアモリー 複数の愛を生きる』深海菊絵 平凡社新書 2015年

(貴崎ダリア / 画像・編集部撮影)

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